「下克上」

(埼玉県越谷市蒲生駅付近)
手塚治虫原作の「MW」(ムウ)。
沖ノ真船島、同島に駐留する某外国軍の秘密化学兵器「MW」が漏れた。
島民が相次いで変死、また外国軍と結託した政治家らの手によって生き残った者も殺される。
その中、幼かった結城と賀来は奇跡的に生き延びる。
結城は、復讐として数々の誘拐事件と猟奇殺人を繰り返す。
それを阻止し、結城を救済すべく動き回る賀来。
加速度的に愉快犯を重ねていく結城の猟奇的な姿が描き出された映画。
ここに描かれている結城は、復習を目的としているでもなく、殺人を楽しむため、
そのために、綿密な計画を企て動いているように見えた。
人にとって結局目的とは建前であって、その過程にある方法、
しばしば人は、それに夢中になり、その過程を原動力して動いているように思える。
本来、目的を達成するために、それを成し遂げるための方法があり、目的までの過程がある。
もちろんその方法、過程を楽しむことは基本的には良いことであり、目的を達成するためには
過程が面白いことも一つの要素だとも思う。
ただ、一体どれだけの人が本当にその目的を達成したいと思っているのか。
結城は事件のトラウマや「MW」の影響で、心身ともに崩壊してしまっている設定ではあるとはいえ、
目的よりもその過程に主人公の興味を持たせたところに関心を持った。
もちろん、その過程を描かないと映画は成り立たないが、
目的の見据え方がいつもみる映画とは違い、逆にそこにリアルさを感じた。
リーダーとしての考え方、上司・先輩、部下・後輩との人間関係について学べる内容。
内容は基本的なこと、当たり前だと思うことがほとんどであり、
個人的には取り組んでいる項目も多かった。(客観的に見てもできているかどうかは別として)
私自身の考えとして、ある一定レベルの能力を持った者に対しては、
社会人として最低限の部分は指摘するとして、
後は、各人の能力が最大限活用できるような環境作りと意識づけをすることが
現段階では、ベターなマネジメントだと思っている。
リーダーは最初は率先垂範するが、それ以降は任せて見守る。
小ダメージの失敗は、リーダーが責任を負う覚悟で、任せるのが良いと考える。
圧倒的に自分の能力が高ければ話は別だが、
そうでない場合は、各人の長所をうまく活かした方が全体のレベルは上がると思う。
自分で統括しようとすればするほど、そのリーダーの能力が組織の能力に近くなる。
言い換えると、リーダーの能力のところまでしか、その組織は機能しないということになる。
気持ちや志の面はさておき、基本的には若い者の方がポテンシャルは高いと思う私としては、
いかに各人が自分の役割を把握し、自分の能力を最大限発揮できるかが重要だと考える。
そのためにも、上司、部下ともにその人がどのような個性を持っているのかを見極めることが大事。
そして、理想を言えば組織に人を当てはめるのではなく、人をみて組織をデザインしていきたい。
また、とは言え尊敬する部分がない人に、人は着いてこないと考える。
自分自身の強みは何なのか。どのような個性を持っていてそれをどう表現できているか。
こちらに関しても同時に考えていきながら、業務に取り組んでいこうと思う。
組織体系の基本が学べる本。
自分の組織がどのようなタイプであり、どのような点に優れた組織で、
一方でどのような点が弱点となりうるのかがわかる。
同じ組織でもどのポジションの人がパワーを持つかによって
組織の強み、弱みが変わってくるといったリアルな部分まで記載されており
とても勉強になった。
自分がどのような環境化におかれているのかを
客観的に知るためにもとても参考になる本だと思う。
「コミュニケーションの目的は、相手を動かすことに尽きる。」
正直あまり意識していなかっただけに、とても心に残った。
ここでいうコミュニケーションとは言葉だけでなく、表情、振る舞い、見た目など、
相手に与える影響全てを指す。
「自分の立ち位置が人を動かす。」
これも言われれば非常にしっくりくる内容。
社会で生きていくからには、誰しもが何らかの人間関係の中で生きている。
その中で、自分がどのようにポジショニングするかで、
相手に与える行動は大きく変わる。
良くも悪くもごく自然に仮面をかぶる。
それは偽りのようであり、それは自分のようでもある。
それは自分の意思のようでもあり、半分受動的な無意識な行動のようにも思える。
だが改めて考えれば、それは人間関係の中でかぶられる仮面であり、
誰かに何かしてもらう、させることを目的とした行動だったのだと思う。
けっこうそれを意識してコミュニケーションを取るか取らないかは大きいと思う。
オバマはそれを意識した上で、最高のコミュニケーションをとり成功した。
客観的であり、柔軟であり、だが考えの軸はぶらさずに、
継続的なコミュニケーションを発信し続けた。
その具体的な方法についても、簡単にではあるが本書では述べられており、
非常に面白い内容だった。
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